それでも

穴だらけで 擦り切れて
継ぎはぎで ボロボロなコートを着て
壊れかけの鞄を背負って
髪も整えず メイクせず
ただ 職場と家の往復をする。

それでも

鏡を見て 紅さして
できるだけいい服を選んで
そうやって、会いたいひとたちがいる。

きっと 私にとって重要なひとなんだ
と思う。

どうなってもいいや。
って、わりとしばしば思ってる。

はやく終わらせたい
いつ終わってもいいと思ってる。

そんないつものと
逆方向にまわるみたい。

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