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怒ること

怒ることはすごいインパクトあるけど、
しばしば表面的だと思う。

たとえば、連絡もなく30分遅れて来た相手が
謝りもせず平然としていると、
「何分待ったと思ってるんだよ」と
怒ることがある。

現象は怒っているけど、よく考えると
待っている間、来るかどうか不安だったり
何かあったのではないかと心配していたり
相手に早く来て欲しいと期待してたり

そういった気持ちが一切スルーされた
「悲しさ」があると思う。

怒ることは、怒ること単体で居るより
裏の感情「悲しさ」の
代替感情となっていることがとても多い。

怒ることは疲れるけど、よりお手軽で
自分に対して侵襲性の低い
そこそこ安全な感情ということ。

一方「悲しさ」はじんわり強くて
底の底まで広がっていて
ときに精神が耐えきれないこともある。

だから、怒りが代わりに出てくることは
逃げだとか悪いとかは思わない。

でも

目の前のひとが、怒ったりせず
ひたすら内の悲しさと向き合ってると
すごく、気持ちが揺さぶられるんだよ。

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