青砥

市川真間駅近くで開催されるアイリッシュセッションに行くため、品川―五反田から浅草線、そのまま京成線に乗った。

五反田に行く前、品川駅の構内で「船橋で人身事故のため、総武線は…」というアナウンスを聞いた。総武線は使わないからいいか、とそのときは思った。

五反田で浅草線に乗ったときも普通だった。いつも空いてて、このあと人がいっぱい乗って、新橋あたりまでかなり混む…

…と思ったら、新橋を過ぎても人が減らず、総武線の振替輸送でむしろどんどん増えていく。その上しばしば電車は止まり、なかなか進まない。4分遅れのアナウンスが最後は16分遅れに変わっていた。

いつも乗り換える青砥駅に着いた。
ありえないほど混雑した車内を、前の人に続いて進んでいた。それなのに私が降りる前に、ホームの人が我先にと押し入ってきた。

まさに、多勢に無勢。

ホームで待っているとき列の一番前にいると、うしろの人から「早く行け」という圧を感じることがある。だから急いで乗り込みたい気持ちはわかる。しかし、

細く弱っちいので押し入る勢いに負けて、そのままうしろに倒され…
…そうになったところで、ホームの人たちが手を引いて助けてくれた。

彼らがとどまってくれたおかげで
えげつない勢いが消えた。
感謝しかない。

ホームの人もそのまま押し入ってたら
私はたぶん死んでた。

そう、そんな気がしてた。

五反田ではいくつも空席があって座っていたけど、そんな感じで混雑なんて想像もつかない頃。自分が押し潰されて内臓破裂するイメージがどこからか湧いてきて、私何考えてるかな?と、不思議だったんだ。

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