Freedom is Unfreedom

あれから一年。

10月は おじいちゃんの一回忌
…のはずが
当日は休みがもらえず
法要中、私は社員食堂の厨房だ。

もっと早く言えば よかったものを。

きっと私は家族行事に行く気がないし
家族も誘う気がない。
言外の合意の上のこと。

私はいつも異端者扱いだけど
異端者を異端者とすべく
維持要因が周囲に必ず存在する。

異端者が言っても
聞いてはもらえないけどね。

家族ってなんだか、窮屈なんだ。

みんな そうだって?
そうだね。

なんかうまく言えないけど
みんなは、みんなだ。

社員食堂に出勤するたび、店長から
「早くえぇ人 見つけにゃあ」
と言われる。

“えぇ人”というのは、彼氏とか
そういう存在のことらしい。

「ひとりでいい…かも、です」
と答えると
「いけ~ん!」なぜか叱られる。

旅をするなら ひとりがいい。
枠に縛られず、自由がいい。
自由が…

「こんにちは」

前から歩いてきた
小学生くらいの女の子。

「こんにちは」

…あぁ

自由であることに囚われた
不自由な思考が、どこかに消えた。

なんとなく
低音の笛を吹きたい
今日このごろ。

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