異次元– category –
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木
同じだけど、ちがう木 先月「キンモクセイ」と紹介した木。 花は ぜんぶなくなってそれと言われなければパッと見はわからない。 ただ静かに立ってる木。虫たちも居ない。立ち止まって眺めてるのは 私だけ。 なんかね。 昨夜、汐留でイルミネーションを見た。... -
刹那
ぼんやりしてるとき いつも 限界までまだ動けるから大丈夫大丈夫って それが当然の毎日。 かけのぼってかけ降りてひとがいっぱいの電車に揺られて 自宅に帰るとこわれた ぜんまい式ロボットになる。ギシギシ ガクガク グラグラ 今日 ぼんやりしてるとき、 ... -
間
窓は窓であるゆえ、雨風で傷はつく。そういうもんだ、と あきらめてそのまま受け入れるモノと思ってた。 だけど窓ガラスの傷ひとつも許せない。その傷を いかに他者の責任にするか。そういう社会を見た。 政府とか学校とかも含め自分以外に “悪”を見立てて... -
青すぎる空を 切り取った話
快晴。 なんとなく、考えていた。…人の心は マリオネットのよう。 糸が切れるときもある。すべて切れて、動かなくことだってある。 「意味」を失うとき。 働く意味、友達に会う意味おいしいものを食べる意味音楽に親しむ意味晴れた空見上げてる意味 ちょっ... -
おわりとはじまり
昨夜、ラジオ収録が終わった。 今年の歌イベントすべて完結。 これからどうするかね…。 「歌うことが 好きなんですね」そういわれる。 「好き…でもないですね」「なんか、よくわからないです。たぶんなんとなく、歌ってます」と、答える。 歌だけじゃない... -
イン・ノミネ
夜道を歩いている間頭の中でずっと William Byrdの『イン・ノミネ』が流れていた。 今夜は風が強い。 虫の声は遠くにあるけどすぐそばにある、風の共鳴に阻まれている。 半月がある。近くにひとつ星がある。 光が強く、鋭く、刃物のように切り込んでくるみ...
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