放浪譚

マイナスをゼロにするところから
放浪は始まった。

現状の惨状は
どこまで続くかわからないような
豪雨の道路。

窓から見える道路は現状
ワイパーは意識。

ワイパーが走ったら水が切れて
車線のみえない道路が現れる。
そして、すぐまた雨粒のモザイクがかかる。

ワイパーの走る瞬間
次にワイパーが来る瞬間
ふたつの景色を繋げあわせて
道路を把握するように

見えた現実をつないで
現実の 現状の
みえない道を放浪している。

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